CAVITY CARE

治した歯を、これからも使うために。
治療後から続く、むし歯の予防。

むし歯の治療後には、「いつから食べてよいか」「少ししみるけれど大丈夫か」など、気になることがあるかもしれません。治療した歯の状態や使用した材料によって、注意点は異なります。また、詰め物や被せ物を入れた後も、残った歯が再びむし歯になることがあります。深谷市のスマイル歯科クリニックでは、治療後の変化も確認しながら、お口の管理を考えます。毎日のケアと定期的な受診で、治した歯を守っていきましょう。

お口の状態を説明するスマイル歯科クリニックの院長

治療当日の食事は、麻酔と処置の内容に合わせて

局所麻酔を使った後は、唇や頬、舌などの感覚が鈍くなっています。感覚が戻る前に食事をすると、頬や舌を噛んだり、熱いものでやけどをしたりするおそれがあります。麻酔の効く時間には個人差があるため、「何時間たったか」だけで判断せず、感覚が戻ってから食事を再開してください。

詰め物や被せ物を接着した後の飲食、治療した歯で噛んでよい時期については、その日に受けた説明に従ってください。使用した材料や仮の処置の有無によって条件が変わります。麻酔が切れた後も、歯が高く当たる、噛むと痛むといった違和感があればご連絡ください。

しびれが気になっても、唇や頬を繰り返し噛んだり、強く触ったりしないようにしましょう。お子様は麻酔が効いている場所を噛んでしまうことがあるため、保護者の方もご注意ください。

治療後にしみるときは、経過と症状を確認します

むし歯を取り除いて詰め物をした後に、冷たいものが一時的にしみる場合があります。特に歯髄に近い深いむし歯では、治療後も歯の反応を確認する必要があります。ただし、治療後の痛みをすべて「よくある知覚過敏」と決めつけることはできません。痛みの出方や強さ、変化を把握することが大切です。

長く続く痛みや、強くなる痛みはご相談ください

何もしていなくても痛む、冷温刺激がなくなった後も痛みが残る、眠れないほど痛い、腫れが出てきた場合は、予約日を待たずにご連絡ください。軽いしみ方でも改善しない、食事や歯磨きに支障がある場合には再確認します。「しばらく我慢すればよい」とご自身で長く待つ必要はありません。

歯の神経を残した後も、診察が必要になることがあります

歯髄を残す方針で治療しても、後から炎症が続いたり症状が変化したりして、歯髄の治療や根管治療が必要になる場合があります。最初の検査だけで、その後の経過を完全に予測することはできません。症状が落ち着いたかを確認する受診も、歯を守るための治療の一部です。

鎮痛薬などが処方された場合は、説明された用法・用量を守ってください。薬で痛みが軽くなっても、原因が解決したとは限りません。腫れが広がる、発熱を伴うなどの変化もお知らせください。

噛み合わせの違和感や、詰め物の不具合を感じたら

治療した歯だけが先に当たる感じ、噛むと響く感じ、舌に引っかかる感じなどがあれば、状態を確認します。噛み合わせの調整が必要な場合もありますが、痛みの原因はそれだけとは限りません。どのような動作で、どの場所に違和感があるかをお伝えください。

詰め物が欠けた、被せ物が外れた、歯と歯の間に急に物が詰まるようになった場合もご相談ください。外れた物は可能であれば保管してお持ちいただき、ご自身で接着剤を使って戻さないでください。装着し直せるか、別の対応が必要かは、歯と修復物の状態を調べて判断します。

「使っていれば慣れるだろう」と、強く噛んで確かめ続けることは避けましょう。特に仮の詰め物がある場合や、歯の一部が欠けている場合は、負担をかけず早めに確認することが大切です。

仮の詰め物・仮歯の段階で、治療を中断しないために

治療の途中では、削った部分を仮の材料で覆ったり、仮歯を入れたりすることがあります。これは最終的な詰め物や被せ物とは役割が異なり、そのまま長期間使うことを前提としないものです。痛みがなくなっても、必要な処置が完了したとは限りません。次の予約と、残っている治療を確認しましょう。

仮の材料がある場所で硬いものや粘りの強いものを噛むと、欠けたり外れたりする場合があります。食事や歯磨きの注意点は処置に応じてお伝えします。仮のふたが取れた、穴が開いたように感じる場合は、予定日を待たずにご連絡ください。治療中の根管に汚れが入り込まないよう管理することも大切です。

忙しさや体調で予定どおり通えなくなった場合も、そのまま中断せずご相談ください。前の治療から時間が空いている方は、現在の状態を確認し直したうえで再開できます。根管治療についてはこちらもご覧ください。

治療した歯も、再びむし歯になることがあります

詰め物や被せ物そのものはむし歯になりませんが、その周囲にあるご自身の歯はむし歯になることがあります。修復物の近近くに新たに生じるむし歯は「二次う蝕」と呼ばれます。歯との境目や歯間にプラークが残りやすい場合は、毎日の清掃と定期的な確認が必要です。

治療した歯に変色や隙間がみられても、それだけでむし歯とは断定できません。一方、見える部分に異常がなくても、直接確認しにくい場所で進んでいる場合があります。症状や視診、必要な画像検査などから評価します。神経の治療をした歯も、痛みを感じにくいからと安心せず管理を続けましょう。

歯ぐきが下がった根元にも注意しましょう

露出した歯の根元は、歯の頭の部分とは表面の性質が異なり、むし歯になりやすい場所です。この部分にできるむし歯を「根面う蝕」といいます。歯ぐきが下がっている方や、お口が乾きやすい方では、根元の清掃とフッ化物の利用も意識します。強い力でこするのではなく、歯の形に合った磨き方を確認しましょう。

歯ブラシに、歯間清掃とフッ化物を組み合わせます

歯と歯の間や、歯ぐきに近い被せ物の縁などは磨き残しやすい場所です。歯ブラシの毛先を丁寧に当て、届きにくい歯間にはフロスや歯間ブラシを使用します。歯間ブラシは隙間に合うサイズを選び、無理に押し込まないようにします。フロスが切れる、引っかかる場所があれば、用具の使い方と歯の状態を確認しましょう。

成人のフッ化物配合歯磨剤の使い方

成人では、1,400〜1,500ppmFのフッ化物配合歯磨剤を、歯ブラシ全体に1.5〜2cm程度使用する方法が推奨されています。市販品には1,450ppmFの表示があるものがあります。就寝前を含めて1日2回の歯磨きに使い、磨いた後は軽く吐き出し、すすぐ場合は少量の水で1回にします。

上記は成人の使用方法です。お子様には年齢に応じた濃度と量が必要で、6歳未満には1,400〜1,500ppmFの歯磨剤を使いません。飲み込みに不安がある方などは、使い方をご相談ください。

フッ化物は予防を助けますが、できてしまった大きな穴を元どおりにするものではありません。歯磨剤だけに頼らず、必要な治療、清掃、飲食習慣への対策を組み合わせます。

間食や甘い飲み物は、頻度と時間も見直しましょう

むし歯の予防では、糖分を含む飲食物をどのくらい頻繁に口にするかも大切です。甘い飲み物を仕事中に少しずつ飲む、長時間あめをなめるなどの習慣では、歯が酸の影響を受ける機会が増えます。間食の時間を決める、普段の水分補給を水や無糖のお茶にするなど、続けられる工夫を考えましょう。

お口の乾燥が気になる場合もお知らせください。持病や服用中のお薬などが関わることがあります。乾燥がつらいからと糖分を含む飲み物やあめを繰り返し口にすると、むし歯のリスクを高める場合があります。お薬をご自身で中止せず、乾燥への対処と清掃方法をご相談ください。

受診の間隔は、お口の状態に合わせて考えます

治療後の定期的な診察では、修復した歯の状態、初期のむし歯の変化、磨き残し、歯ぐきなどを確認します。受診の間隔は、むし歯を繰り返す傾向、お口の乾燥、残っている病変、毎日のケアなどを踏まえて決めます。検査や撮影の内容も、毎回一律ではありません。

「治したから終わり」ではなく、その後の状態を確かめることが大切です。痛みが出ていなくても予定した時期に受診し、途中でしみ方や噛み心地が変わった場合には早めにご相談ください。

参考:日本歯科医師会「知覚過敏」日本歯内療法学会「歯内療法に関するQ&A」厚生労働省「フッ化物配合歯磨剤」厚生労働省「う蝕の原因とならない代用甘味料の利用法」

治療後の気になる変化も、ご相談ください。

深谷市のスマイル歯科クリニックで、治した歯の状態とこれからのケアを確認しましょう。

電話で相談・予約 048-575-1118